宮城県　名物料理

エネルギー214kcal、カリウム449mg、リン144mg、食塩2.7g 
※具材はじゃが芋、人参、ごぼう、ささげ、椎茸、糸こんにゃく、豆腐、油揚げ、麩、白石温麺。約1人分の栄養価   

おくずかけ」は、宮城県で食べられる汁もの料理で、お盆やお彼岸にずんだ餅と一緒に仏壇にお供えされる。
具材は、じゃが芋やごぼうなど季節の野菜、油揚げや麩が入ります。その具材を煮込んでとろみをつけ、トロッとした温かみのある舌ざわりです。くず粉でとろみをつけていた事から「おくずかけ」という名がついたと言われているんですよ。
そして欠かせないのが、白石温麺（しろいしうーめん）。宮城県白石市の特産品で、ソーメンより太く短い麺です。短い麵なのでスープがハネず食べやすのが特徴です。
具沢山で麺も入るので食べ応えがあるります。野菜も沢山入るのでカリウムを控える時には、汁を少しだけ楽しみましょう。減塩効果も期待できます。

エネルギー585kcal、カリウム561mg、リン450mg、食塩3.2g  
※具材は鮭、いくら、大葉。約1人分の栄養価 

宮城県南部に位置する亘理（わたり）地方の郷土料理で炊き込みご飯の一種。鮭を煮込んだ煮汁と一緒に、醤油やみりんなどで味を整え、炊き込んだご飯の上に、鮭とイクラをのせた丼は、むしゃむしゃとかきこんで食べたくなる一品。この地方には一級河川の阿武隈川（あぶくまがわ）があるため、昔から漁業が盛んで、はらこ飯は漁師の祝い飯として食されていたそう。
鮭を、鮭のお腹から取れたいくらと一緒に食べる事から「はらこ飯」の名がついた由来とか。
鮭やいくらには、カリウムもリンも多く含まれるので、添えられる小鉢などは、湯通しされた野菜などが適しているかも。
味付けたご飯の塩分、イクラの塩分も気になりますが、ぜひ現地で食べてみたい料理ですね。

エネルギー672kcal、カリウム771mg、リン437mg、食塩3.3g 
※具材はもやし、玉葱、人参、キャベツ、豚肉、卵。約1人分の栄養価  普通の焼きそばとどう違うの？って思われた方必見。全く違うんです。
一般的な焼きそば麺は、一度蒸し上げ黄色化した麺を使用します。しかし石巻焼きそばの麺は、二度蒸す事によって茶色くなった麺を使います。また、二度蒸しは麺をふっくらとさせ、調味料の吸収力が増します。その吸収力を生かして、調理最後に出汁を加えると、うまみを吸収した麺ができるのです。そして、みんな大好き目玉焼きがトッピングされているんですよ。食べる時に、追加でソースをかけながら自分好みの味にして食べるのが一般的だそう。
野菜がたっぷり入るためダイエットには嬉しいですが、カリウムが1食の許容範囲を超えてしまっています。豚肉からのカリウム摂取も少なくないので注意しましょう。リンは、豚肉や卵、麺にも注意が必要ですね。調整しながら食べてくださいね。ソースもたっぷりなので、塩分が多くなってしまいます。追加でかけるソースは出来るだけ少なくしましょう。

エネルギー186kcal、カリウム164mg、リン108mg、食塩1.3g 
※5本分の栄養価 
宮城県を中心に東北地方で親しまれている郷土料理。

しそ巻きと言えば、例えばさんまの梅しそ巻きなどを連想する。そして仙台には伝統的な仙台味噌を使用する料理があります。驚くのは、何かの具材に仙台味噌を味付けとして使用するというのではなく、仙台味噌に具材を合わせたものを具材として、しそで巻いているというのです。大豆の割合が多くうまみが強い仙台味噌を、砂糖、ごま、くるみと練り上げ、しそで巻いて、20秒程焼き上げ「味噌しそ巻き」の出来上がりです。
ごま、くるみの他にも、ナッツやツナ缶、チーズなどを加えるアレンジは無限大。自分でも料理をチャレンジしたくなりますね。そしてご飯との相性も抜群。
味噌が主の料理なので、塩分が多いのが気になるところです。食べ合わせるおかずや汁物でバランスをとりながら楽しみましょう。あっ、ご飯の食べすぎも気を付けてね。